ミズノは、ランニング事業において、ランニングシューズ販売目標を14年度比で16%増となる50万足に引き上げることを目指すとしている。
2015年6月に実施した取引先に向けた新製品展示会では、ランニングシューズの受注足数が前年度比で32%増となり、新製品、プロモーションへの期待の大きさがうかがえたという。
新ブランドスローガン「RUN to ONE~1人1人のゴールへ」を掲げ、活動していく。日本国内のランニング人口が1000万人に達したといわれる中、ランナーが持つ目標の多様化が進む。
これまでミズノは、ランニングの裾野拡大を重視したマーケティング活動を行い、「WAVE RIDER」シリーズが広く市場に浸透するなど一定の成果を上げてきた。今後は多様化が進む市場に対応するため、誰に向けた商品なのか、その人にはどのような機能が必要か、などを明確に打ち出し、1人1人の目標をサポートするブランドになることを目指す方針。
1人1人のニーズに応える商品を提案するため、10月より全国の主要店舗およそ100店を拠点として、「TRY ON」と称したシューズやウエアの体験を促進していく。
協賛マラソン体感開催前の数か月間、大会開催地域の店頭に「TRY ON!相談所」や「TRY ON!体感所」と称したコーナーを設置し、商品選びのサポートだけでなくその大会での目標達成に向け、コース攻略法やトレーニング方法のアドバイスなども行っていく。
この活動を通じ、1人のランナーとのタッチポイントを、点でなく線でつなげることを図っていく。
これまではランナーをレベル別に分離しプロモーションを展開してきたが、今後は多様化するランニング市場に対応するためユーザーをマインド軸で分離し、それぞれのマインドに合った商品ラインナップの提案と、新規販売チャネル政策を進めるという。
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