元男子プロテニス選手ジェームズ・ブレーク氏が、宿泊していたホテルから全米オープンの会場へ向かう途中、警官に誤認逮捕される事件が起きた。ブレーク氏は手錠をかけられ、地面に倒されるなどした。
当時現場付近では携帯電話の盗難事件が起きており、捜査中だった5人の白人警官がホテルから出てきたブレーク氏を取り囲んだ。ブレーク氏は無抵抗だったが、警官は手錠をかけ15分にわたり拘束した。
ブレーク氏は地元紙にアフリカ系アメリカ人である自分の人種が、今回の問題に関係してるのではないかと話した。
「手錠での拘束は不要なものだった。私はただ立っていただけなんだ。ひどく横暴だよ。たぶん私の人種も関係していたんじゃないかと思うが、そんなことはどうでもいい。誰であれ、あんなことをする理由はなかった」
この事件にテニスファンからは、「こういうの一般人だったら、謝罪もなかったり、とかなのかな」「手錠まで掛けられて。お気の毒」「こわい。だれにでもありうる」「昨今の人種問題に燃料投下しちゃったじゃん」などの声が寄せられている。
《岩藤健》
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