【プロ野球】巨人、阪神にサヨナラ負け…自力V消滅目前 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プロ野球】巨人、阪神にサヨナラ負け…自力V消滅目前

スポーツ 短信
野球 イメージ(c)Getty Images
  • 野球 イメージ(c)Getty Images
巨人のリーグ4連覇は限りなく赤に近い黄色へと変わった。9月9日、甲子園で阪神に3-4とサヨナラ負けしたことで、10日の試合に勝たなければ自力優勝が消滅する。

阪神の先発はハーラートップタイの藤浪晋太郎。だが、この試合の藤浪は調子が悪く、四回の守備ではピッチャー前に転がったボテボテのゴロを一塁へ悪送球し失点するなどした。七回には阿部慎之助がライトスタンドへ勝ち越しの2ランを放ち突き放す。

巨人の誤算は七回にマイルズ・マイコラスのボークから始まった。無死一塁が二塁に変わり、9月は打率1割台と低迷していたマウロ・ゴメスに適時打を浴びる。ここで打球を処理した右翼手の長野久義に判断ミスがでた。大きく回り込んで捕球する間に、ゴメスは巨体を揺らして二塁まで到達する。相手の足を甘く見た緩慢な守備でピンチを続けてしまった。

バントで三塁に送ったゴメスを伊藤隼太が犠牲フライで生還させ、阿部のホームランで奪ったリードをすぐに吐き出してしまう。

巨人は九回に無死三塁のチャンスをつかむが得点できず、最後は延長十一回にスコット・マシソンが、マット・マートンにサヨナラ適時打を浴びて敗れた。

勝ち試合から一転して敗戦の流れに、「8敗もしてるリリーフを使う時点で意味が分かりません」「勝ち越した後にすぐさま同点追い付かれるわ、ノーアウト3塁(しかもランナー鈴木)で1点も取れない…」「勝ちと思った矢先に同点」「今年のジャイアンツを象徴しているような試合ですね」「阿部がツーラン打った時は勝ったと思ったんですが…」など、絶好機を生かせない打線や、マシソンにこだわり続ける原辰徳監督への批判が止まらない。

この負けで巨人は首位阪神まで3ゲーム、4位広島とも2.5ゲーム差になっている。優勝どころかクライマックスシリーズ進出すら危ぶまれる。
《岩藤健》

編集部おすすめの記事

page top