AP通信は、世界中の放送局とデジタルメディアに提供しているライブ映像サービスを大幅に拡大すると発表した。同社は、これまで「AP Direct」にてライブ映像を提供してきた。今回の大幅な技術的改善により、各放送局はオンラインビデオ配信プラットフォームである「AP Video Hub」から、さらに3本のライブ映像チャンネル（2本は2015年初旬に追加済）にアクセスできるようになる。このサービス拡大により、ニュース速報だけでなく、世界各国や地域の各種ライブイベントなどの配信もできるようになる。AP通信社の国際映像ニュースの責任者を務めるダール・マクラデンは、「配信可能なテレビチャンネル数が増えるだけでなく、その多くがデジタル化され、複数のプラットフォームを通じて視聴者に配信されます」と述べ、「今回のサービス拡大は、あらゆるメディア媒体における視聴者を確保し、引き付ける力を強化するものです」とコメントしている。複数のデバイスやプラットフォームで、ライブ映像が配信されることを視聴者は期待し、速報や主要ニュースイベント以外にも、政治、文化、宗教関連ニュース、芸能関連ニュース、製品発表、技術発表、スポーツニュースなどを求めている。このニーズに応えるべく、同社はライブ映像の取材拡大にも投資している。需要の増加に伴い、同社は引き続きライブ映像の拡大に力を入れていく予定だ。
