アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、オフサイドの判断について、早急にビデオ判定を導入すべきとの見解を示した。アーセナルは8月24日のリバプール戦で、疑問の残るオフサイド判定によりゴールを取り消されていた。
ビデオ判定の導入は「早ければ早いほどいい」と話すベンゲル監督。いずれはスタンダードな技術になると語った。
「我々が被害を受けたからではなく、正義と正しい判定が求められるからだ。私のほうからも質問しよう。50年後にもサッカーが続いていたとして、映像判定なしで行われているだろうか? 私はそうは思わない。いつかは導入されるはずだ。オフサイド判定は次のステップだ。おそらく最も導入しやすい部分だからね」
スポーツ界では、いわゆる「チャレンジ制度」が広がっている。これまで審判に与えてきた多大な権限と責任を、進歩した技術によって一部負担しようとするものだ。
より正確で納得できるジャッジが下ると期待される一方、審判の威厳が損なわれ、競技から人間味が失われるとの反対も根強い。
《岩藤健》
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