英国『BBC』やスペイン紙『マルカ』は8月19日、バルセロナのFWペドロ・ロドリゲスが合意間近と伝えられていたマンチェスター・ユナイテッドではなく、同リーグのチェルシーに移籍すると報じた。
ペドロとユナイテッドはすでに個人間合意に達しており、残すはクラブ間での違約金の支払い、額の調整と見られていた。だがユナイテッドがバルセロナと綱引きをしている間に、チェルシーが2100万ポンド(約41億円)のオファーで一気に話を進めたとBBCは伝えている。
ペドロ本人もチェルシー移籍に前向きで、すでにロンドン入りしている模様。
急転直下の事態に「チェルシーは、シティ戦が余程堪えたみたいだね」「最近のチェルシーは点が入る気配が薄いから良いアクセントになるといいね」「マルチで使い勝手も良い。 調子の上がらないチームのカンフル剤にもなりうる」「チェルシーにとっては攻守ともに良い補強だな」など、チェルシー入団ならバルセロナで出場機会が減らされていたペドロ、開幕から元気がないクラブともに納得の補強という声が多い。
開幕を前にした7月下旬、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、「かつてチェルシーは金でタイトルを買うクラブだったが、今は他のクラブが同じことをしている」と、今夏の移籍市場で積極的に動いたライバルを揶揄した。
あの時点では円熟したチームに自信を持ち、大きな補強がなくともやっていけると確信していたのだろうが、開幕から2試合の結果や内容を受け投資の必要性を感じたようだ。
《岩藤健》
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