アウディカップに出場したセリエAのACミランは、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)とトッテナム(イングランド)に2連敗し、良いところなくプレシーズン大会を終えた。
チームを率いるシニシャ・ミハイロビッチ監督は、相手のほうがコンディション面で上だったと話した。
「怒っているかって? そんなことはない。戦った2チームは現時点で我々よりコンディションが整っていた。それはピッチ上で見ての通りだが、昨日も今日ももっとやれたはずだ。何も言い訳は出来ないし、するつもりもない」
散々な結果に終わった大会だが、現時点での課題を洗い出せたことは次につながると答えた。
「良かったのはこの大会を通して、たくさんの欠点に気がついたことだ。昨シーズン50失点で10位だったチームが、たった20日で変わらないのは当然だ。大変な仕事が必要なのは分かっていたし、取り組んでいる最中だ。私は魔法の杖を持っていないので時間が必要になる」
この2試合では日本代表FW本田圭佑も輝きを放つことができなかった。チームはオフに新戦力を獲得しており、残り2週間となった開幕に向けアピールの機会は限られる。
《岩藤健》
page top