2015年ツール・ド・フランス、7月20日の第16ステージ。フランスのワレン・バルギル(ジャイアント・アルペシン)は下り区間でゲラント・トーマス(スカイ)に激突し、コース外へと転落させた。
バルギルは無事ゴールしたトーマスに謝罪したことを明かしたが、翌日の休息日になってもその心の傷を引きずっていた。
「ゴール後、直接トーマスに謝罪した。申し訳ないと思っているので、彼が大丈夫で安心している。バンガーデレンに肩で押されて、手がハンドルから滑った。だから約1秒ブレーキが遅れて、トーマスに突っ込んだ」
「昨日のことをずっと考えていたから、昨夜はよく眠れなかった。もちろん、誰かを危険にさらすのは僕の意志じゃなかったし、後悔している」
バルギルはツール初出場ながら、2週目を終えフランス人最上位の総合10位に浮上している。
「ここまでツールには満足だ。レベルは高い。最初の予想よりはるかに高いね。第10ステージの落車で数日苦しんだけど、昨日は久しぶりに調子がよかった。前向きな兆候だね。アルプスでは再び調子がいいことを願っている。うまく上れて、総合での好位置を守りたいと願っているんだ」
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