2015年ツール・ド・フランス、7月20日の第16ステージ。2014年ツールを制したビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)が総合上位陣の集団からアタックし、ライバルたちからタイムを奪い返すことに成功した。
今年のツールは不振ですでにライバルたちから大きな遅れをとっているニーバリだが、この日ついに反撃に転じた。ゴール前12kmのマンス峠でアタックすると、続くテクニカルなダウンヒル区間も自慢のテクニックを駆使して全開で攻め続ける。
マイヨジョーヌのクリストファー・フルーム(スカイ)は、すでにニーバリに対して十分なタイム差を築いているためこれを容認。最終的にニーバリは、フルームたちの集団より28秒先行してフィニッシュ。総合でのタイム差を7分29秒としたが、順位は依然8位のままだ。
マンス峠でアシストしたチームメイトのミケーレ・スカルポーニは、「僕たちは表彰台に上がるためにここに来ている。今日は少しタイムを取り返した。休息日後は、もっと奪いに行くよ」とツール3週目のアルプスでの反撃を宣言している。
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