2015年ツール・ド・フランス、7月20日の第16ステージはブール・ド・ペアージュ~ガップの201km。ラスト15kmのマンス峠でアタックしたスペインのルーベン・プラサ(ランプレ・メリダ)がペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)の追撃を振り切ってツール初勝利を挙げた。
序盤、サガンを含む12人が逃げ、さらに後方でも12人が追走。中間スプリントをサガンが制した後、105km地点でふたつの逃げ集団が合流。1人脱落し、23人の逃げ集団が形成される。メイン集団はスローダウンし、20分近くのタイム差を許す。
最後のマンス峠が近づくと、先頭23人からアタック合戦が起こる。峠の頂上まで3km地点でプラサがアタックすると、そのままライバルたちを置き去りに。下りではサガンが必死に追いかけるが、プラサが逃げ切ってツール初のステージ優勝を成し遂げた。2位は30秒差でサガン、3位は36秒差でジャーリンソン・パンターノ(IAM)。
後方のメイン集団では、マンス峠の上りで2014年ツール王者ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)がアタック。マイヨジョーヌのクリストファー・フルーム(スカイ)たちから28秒のタイムを奪い返したが、総合順位は8位のままで変わらず。
またマンス峠の下りコーナーでワレン・バルギル(ジャイアント・アルペシン)がゲラント・トーマス(スカイ)に激突。トーマスはコース外に転落したが大きなケガなくレースに復帰し、総合6位も守っている。フルームは他のライバルたちと同一集団でゴールし、マイヨジョーヌをキープした。
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