グランツール(ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ)の連続完走を続けているオーストラリアの鉄人アダム・ハンセンが、ベルギーのロット・スーダルと2年間の契約延長を結んだことが7月21日に発表された。
ハンセンは、2011年から現チームに所属。ここ数年はグランツールのスペシャリストとして活躍し、2011年ブエルタから2015年ジロまでグランツールに11戦連続出場と完走の記録を続けている。
現在参戦中のツールでは第2ステージで落車。右肩を脱臼しながらも走り続けており、3週目を乗り切れば12戦連続グランツール完走の史上最多タイ記録となる。
ハンセンは、次の目標はツールのステージ優勝だと抱負を語っている。
「もちろん、うれしいよ。ロット・スーダルはチームのための僕の仕事に多くの感謝を表しているし、僕も居心地がいい。グランツール? 僕はただ走るのが好きなんだ。クラシックが好きな選手もいるけど、僕は3週間のグランツールの方が調子がいい。ジロとブエルタでステージ優勝した後、ツールのステージ優勝がリストのトップに来る。でも、それを達成するには、まだ数年あるんだ」
マルク・セルジャン監督は、「もちろん、他のワールドツアーチームも彼のような選手を迎え入れたいだろうが、アダムは我々のチームに期待できることをわかっているし、逆もそうなんだ」とハンセンの残留を喜んでいる。
《》
page top