2014年ツール・ド・フランスでは7月14日のフランス革命記念日にマイヨジョーヌを着て走ったトニー・ガロパン(ロット・スーダル)。1年後の2015年ツール第10ステージでは頂上ゴールで9位に入り、総合でもフランス勢トップの7位に浮上するなど再び見せ場を作った。
2014年ツールでは1日だけマイヨジョーヌを着用、失った後もステージ優勝を獲得してツールを盛り上げたガロパン。本来はクライマーではないが、2015年のフランス革命記念日ではビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)やアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)らが脱落した後も、先頭集団にくらいつく粘りを見せた。
「チームとして、僕が最後の上りでどこまで行けるか見てみようということで合意した。最初の目標はグライペルが中間スプリントを勝つことで、それは成功した。それからは総合系チームが上りまでハイペースを刻んだ」
「自分が粘れたことには驚いた。ビッグネームが脱落したときでも、マイヨジョーヌ集団に留まることができた。スカイの一定ペースは、僕にとって完璧だった。彼らがテンポを上げ、残り10人になったときにようやく僕は離れたんだ」
「もちろん、今日の9位と総合7位はうれしいよ。集団がかなり少なくなったときでも、脚は絶好調だった。この総合順位はすばらしいけど、一方でステージ優勝を狙える余地が少なくなるかもね。でも、再びチームと一緒にそれを目指すし、今後どうなるか話し合うよ」
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