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【ツール・ド・フランス15】ボーム、コルチゾール値が正常に戻る

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カザフスタンのアスタナは、2015年ツール・ド・フランス出場中の所属選手ラルス・ボームのコルチゾール値が正常に戻ったと7月8日に発表した。

ボームはツール開幕直前、UCI(国際自転車競技連合)の独立機関であるCADF(自転車競技アンチドーピング基金)研究所による検査で副腎皮質ホルモンの一種、コルチゾール値の低下を指摘された。UCIのルールではレース出場可能だったが、アスタナなど一部チームが加盟する反ドーピング団体MPCCのルールでは出場を禁じられている。

しかし、すでに選手交代のタイムリミットを過ぎていたため、アスタナはMPCCのルールに反してボームを強行出場させていた。

そして、アスタナはツール第3ステージが行われた7月6日に独自に再検査を行い、ボームのコルチゾール値を分析。第2ステージを終えた時点でのコルチゾール値は生理学的に正常な状態に戻り、ツールを続行する上で病気や健康上のリスクの兆候はないと判断した。

その後、アスタナの医療スタッフもボームの健康診断を行い、レース続行は体調的に問題ないと表明した。これによりアスタナは、ボームのツール出場の判断が間違っていなかったと主張している。

また、ボームとアスタナは今後もUCIとMPCCが実行するアンチドーピング策を引き続き支持することも表明している。
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