全英オープンテニス男子シングルス準々決勝。リシャール・ガスケがスタン・ワウリンカを6-4、4-6、3-6、6-4、11-9で破り、2007年以来のベスト4へ駒を進めた。ともにバックハンドを得意とする両者だが、片手バックハンドからキャノン砲のような球を打ち出すワウリンカに対し、ガスケは柔らかいタッチで変幻自在のボールを操る技巧派。激しいバックハンドの打ち合いになった試合は、ガスケが2015年全仏王者ワウリンカを撃破した。ここまでグリゴール・ディミトロフ、ニック・キリオスを破り勝ち上がってきたガスケ。ワウリンカとの接戦を制した彼に、「スイス人としてワウリンカが負けたのは悲しい。でもガスケは非常によいテニスをし、精神的にも強かった。ジョコビッチにだって勝てるかもしれない」「すごく良い試合で興奮した。準決勝が待ちきれない」「ジョコビッチを倒してくれリシャール。君ならできる」「ワウリンカは残念だ。しかしガスケはベスト4に値する」「今大会のベストマッチだったね」など準決勝のノバク・ジョコビッチ戦にも期待がかかる。ジュニア時代は全仏オープンと全米オープンでシングルス優勝経験があるガスケ。プロ転向後はグランドスラムの決勝にたどり着けていないが、世界ランク1位のジョコビッチを倒し自らの殻を破りたい。The French Open champion is out of #Wimbledon. Richard Gasquet causes a major upset with a nail-biting five-set win over Stan Wawrinka, taking the decider 11-9. We’re exhausted. http://bit.ly/W15D9RGHLPosted by Wimbledon on 2015年7月8日
