2015年UCI MTBワールドカップ・クロスカントリー第3戦が、7月5日にスイス・レンツェルハイドで開催。男子は、チェコのヤロスラフ・クルハビー(スペシャライズド)が今季2勝目を挙げた。
8周の男子エリート・レース序盤、地元スイスのニノ・シュルター(スコット・オドロ)が得意のスタートダッシュを決める。その後、ライバルたちが追いつき、2周目には第1戦優勝のクルハビー、第2戦優勝のジュリアン・アブサロン(BMC)との3つどもえの争いとなる。その後、アブサロンは徐々に遅れ、さらに6周目にパンクに見舞われて後退する。
先頭のシュルターもパンクするがピット手前だったので、クルハビーから17秒差でコース復帰。しかしその後はクルハビーがシュルターを引き離し、33秒差で優勝を飾った。シュルターは3戦連続2位、3位にはオンドレイ・チンク(マルチバン・メリダ)が入った。
クルハビーは「ニノがパンクしたとき、僕は自分のテンポをキープした。ニノの地元だったから、観客にとってはよくなかったね。でも、自分のパフォーマンスには満足だ。休むところがないハードなレースだったからね」と喜んでいた。
この結果、クルハビーは660ポイントでランキング首位に再浮上。2位には600ポイントでシュルターが続く。
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