阪神対ヤクルトは6月21日、阪神甲子園球場で行われホームの阪神が4-2で勝利。六回に福留孝介外野手のホームランで追いつき、代打・狩野恵輔が試合を引っ繰り返した。
先発した阪神の藤浪晋太郎投手は二回、自己最速となる158キロをマーク。しかし制球に苦しみ二回から五回まで毎回ランナーを許す苦しい投球となった。
1-2とリードされて迎えた六回裏。阪神は先頭の福留がカウント2-2から高目の真っ直ぐを叩き、阪神ファンの待つライトスタンドまで運んだ。逆風を切り裂く一打で同点に追いつく。
さらに阪神は1アウト満塁のチャンスを作り、狩野がヤクルト2番手の秋吉亮から逆転の2点適時二塁打。七回以降は継投に入ってリードを守り抜いた。
終盤で粘りを見せた勝利に、「狩野選手頼りになります」「今日はチーム一丸、全員でつかんだ勝利!」などの声が聞かれるほか、勝率5割復帰に「5割に戻った。これからだ!」「うれしい!混セなので引き締めていこー!」と喜ぶファンもいた。
交流戦の結果によりセ・リーグ球団は軒並み貯金を吐き出し、ほぼ横一線の状態から再スタート。交流戦で健闘を見せた阪神が巨人を猛追する。
《岩藤健》
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