第19回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会が6月21日、栃木県大田原市ふれあいの丘周辺特設ロードコースで開催。24.8kmで争われた女子エリートは、與那嶺恵理(サクソバンクFX証券)が34分50秒73で2013年以来2度目の全日本タイトル獲得となった。
與那嶺は2014年の世界選手権タイムトライアルで14位と自身としては良い成績を残せたが、一方で今年のアジア選手権には出場できなかった。「嬉しい想い、悔しい想い、いろんな想いをこめて今回走った」と話す。
「自分のために走るのはもちろんですが、応援してくれてる方たちのために、その想いを強くして今日はレースを走って、勝つことができて嬉しく思っています。そして今年の世界選ではリオ(五輪)の枠を獲りに、表彰台を目指してもっと強くなりたいです」
スポンサーやコーチ、サポートしてくれる人たちへの感謝の言葉を述べると涙ぐみそうになったが、「(リオ五輪に)自分も出場できるように、これからも精進します」と力強く締めくくった。與那嶺には大田原市名産の唐辛子で作った王冠とブーケが贈られた。
2位に萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)、3位に金子広美(イナーメ信濃山形)が入った。
《五味渕秀行》
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