ACミランは6月16日、フィリッポ・インザーギ監督を解任し、シニシャ・ミハイロヴィッチ氏を新監督に招くと発表した。セリエA中位まで落ちた名門再建の期待がかかる。
今シーズンのミランはインザーギ監督が就任。チームの"レジェンド"を指揮官に迎え、暗黒期からの脱出が期待された。しかしクラブは10位でシーズンを終え、来シーズンの欧州カップ戦出場権すら確保できなかった。
新監督に就任したミハイロヴィッチ氏は現役時代、ミランのライバルであるインテルで活躍。指導者としては昨シーズン、サンプドリアを7位に押し上げ、ヨーロッパリーグ出場権を獲得している。
当初ミランは、レアル・マドリードを退任したカルロ・アンチェロッティ監督の復帰を目指し、交渉中と伝えられていた。だがアンチェロッティ監督が体調面を理由に1年間の休養を決めたため、その次の候補として浮上したのがミハイロヴィッチ氏だった。
ここ数年セリエAではユベントスの1強体制が固まっている。リーグ制覇18度を誇るミランも、このまま黙って見てはいられないだろう。
《岩藤健》
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