2015年UCI MTBワールドカップ・ダウンヒル第3戦オーストリア・レオガング、6月14日に男子決勝が行われた。アメリカのアーロン・グウィンがチェーンが切れるトラブルにもかかわらず、第1戦に続く今季2勝目を挙げた。
ラスト10人となったとき、ペダリング区間で向かい風が吹き、より厳しいコンディションに。その中で、予選8番手のトロイ・ブロンソン(スペシャライズド)が暫定トップに立った。
その後、予選3番手のレミ・ティリオン(コメンサル/バルノール)が0.239秒、予選2番手のコナー・フィアロン(コナ・ファクトリー)が1.3秒と連続でトップタイムを更新。
最後に登場した予選トップのグウィンは、スタートゲートを飛び出した直後にチェーンが切れ、万事休すかと思われた。しかし、グウィンは落ち着いてコースを攻略。フィアロンをわずか0.045秒上回って、ワールドカップ自身通算12勝目をつかんだ。
この結果、グウィンは624ポイントでランキング首位を守った。2位はロイック・ブルーニで435ポイント、3位はグレッグ・ミナーで413ポイント。
「ゲートを出て最初のひとこぎで、チェーンが切れた。幸運にもここは中間セクションを除けばペダリングがあまり多くない。だから、僕は集中してできる限り激しく攻めた。少し風が強かったから、体を小さく丸めようとした」
「勝負は終わってないと思ったし、できる限りプッシュしたよ。なぜか毎年ここ(レオガング)では変なことが起こるんだ。チェーンが切れたときは、『ノー、今日じゃないだろ。でも、パンクはしてないから下ろう』と思ったんだ」
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