ラファエル・ナダルの伝説は終わるのか。6月3日の全仏オープンテニス男子シングルス準々決勝で、ノバク・ジョコビッチに敗れたナダルはローラン・ギャロスで2009年以来の敗北を喫した。
センターコートに「Vamos Rafa(ラファ頑張れ)」の声が響く中、第3セットを為す術なく落としたナダル。その姿は見る者にひとつの時代が終わったとの印象を与えた。
しかしナダル本人はあきらめていない。彼はロビン・ソダーリングに敗れた2009年のあと、2010年から2014年まで大会5連覇を達成したように、2016年もパワーアップして戻ってくると誓った。
ラファエル・ナダルのコメント
「チャンスはあったが、終始ノバクが試合をリードしていた。彼のような、あらゆる試合に勝ってきた相手と対戦すれば、良い日もあれば悪い日もある。これが人生だ」
「試合を通じて安定感が足りなければ、こういうことも起こりえる。第3セットには満足していないし、第2セットもそうだ。2009年にも負けたがそれで終わらなかった。2015年も負けたが終わりはしない。来年もここに戻って来てチャンスを得たい」
《岩藤健》
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