リアル書籍の販路はコンビニと電子書籍? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

リアル書籍の販路はコンビニと電子書籍?

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 昨今、書店の店舗数が減少している。電子書籍の販売は増えているが、実店舗での雑誌・書籍の販売数は減っている。店舗数を増やし続けている業界がコンビニエンスストアだ。コンビニが、消費者が最も身近に紙の書籍に触れる場所となりつつある。

 これらのトレンドを背景に、ローソンとオプティムは1日から、共同企画「雑誌・コミック・書籍購入キャンペーン」を開始した。コンビニでの雑誌・コミック・書籍購入と電子書籍購入の両方を促す試みだ。

 一般社団法人日本出版インフラセンターによると、全国の書店数は2001年に2万3770店あったものが、2013年には1万5621店に減っている。他方、集計年度は異なるが、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会によると、コンビニの店数は2008年に4万1714店だったのが2014年には5万1814店に増えている(JFA正会員のコンビニ)。

 また、日本出版インフラセンターの別の調査によると、客が書店を訪れる頻度は、月1回が43.2%で最多回答となっており、コンビニ・スーパーは週1回が21.0%で最多回答、次いで週2~3回が20.8%となっている(2011年9月調査)。

 ローソンでは雑誌・コミック・書籍購入キャンペーンとして、期間中(6月1日~8月31日)に雑誌・コミック・書籍を合計3240円以上購入したPonta会員で「1,000万ポイント山分け!」を実施する。これにより新刊販促を図る。

 さらにキャンペーンにエントリーした人は、オプティムの提供する『タブレット使い放題・スマホ使い放題(タブホ)』の電子書籍445冊以上が、1カ月間無料で読み放題となる。無料期間終了後は有料で継続でき、キャンペーンで読者獲得を図る。一般に“紙の書籍の店頭販売”と“電子書籍の読み放題”は競合するが、『タブホ』は前号までの“準新刊”を扱っていることから、サービスのコラボレーションが実現した。
《高木啓@RBBTODAY》

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