2回戦のベッカーとフェルナンド・ベルダスコとの試合は、まさに死闘・激闘と呼ぶに相応しいものだった。先にセットカウント1-2とリードされたが、第4セットを奪い返しベッカーがフルセットに持ち込む。
第5セットも両者譲らず互角の戦いが展開。最終セットはタイブレークがない全仏の規定により、勝負は第18ゲームまでもつれ込んだ。最終セットを10-8で取った瞬間、ベッカーはコート上で感情を爆発させ、勝利を喜んでいた。
棄権が発表されたベッカーにファンからは、「右肩の筋肉の裂傷だそうです。ベルダスコとの試合の激しさを物語っています」「2回戦は壮絶な試合だったみたいだから、無理したのかな」「ダスコ戦で痛めてたって情報もあったし、重症じゃありませんように」など、やはり激闘が大きなダメージを残したのだろうという声が多い。
この報せを聞いた錦織はTwitterで、「ベンジャミンがケガをしたと聞いて、非常に残念に思う。彼が一刻も早く復帰してくれることを願う」とコメントを出した。
Very sorry to hear about Benjamin being injured. I hope he recovers fast.
Kei Nishikori (@keinishikori) 2015, 5月 28