全仏オープンは5月27日に大会4日目を迎える。初日に1回戦を突破した第5シードの錦織圭は、中2日でトマス・ベルッシと対戦。難敵と警戒する相手だが、錦織は自分の試合だけでなく日本全体のテニスを気にかけていた。
錦織はベルッシ対策として左利きの西岡良仁を練習パートナーに指名。26日は1時間ほど西岡と打ち合い、本番への感触を確かめた。
19歳の西岡は今大会、予選から勝ち上がり1回戦で第4シードのトマーシュ・ベルディハと対戦、ストレートで敗れたが将来に期待の持てるプレーを見せた。
22歳のダニエル太郎も予選から勝ち上がっており、グランドスラムでの白星はならなかったものの、若手の成長を感じさせる。
会見に出席した錦織は、彼らが本戦でも戦える選手になってくれるのを望むとコメントした。
「このクレーで予選を上がってくるのは、すごく彼らの自信になると思うし経験にもなる。まだ本戦で戦うのと予選で戦うのとの大きな差はある。本戦で戦える選手になって欲しい」
ベルッシはクレーでツアー通算4勝を挙げているサウスポー。クレーなら良い試合ができると自信のコメントも出しており、錦織にとって最初の関門になりそうだ。
《岩藤健》
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