アメリカの2015年ツアー・オブ・カリフォルニア、5月14日の第5ステージはサンタ・バーバラ~サンタ・クラリタ間の154km。冷たい雨の中、イギリスのマーク・カベンディッシュ(エティックス・クイックステップ)がいつもより長めのスプリントで今大会3勝目を挙げた。
雨が降り続け、気温も下がって過酷なコンディションとなったこの日。連日積極的に動いているダニエル・オス(BMCレーシング)が逃げ集団の中で最後はひとりで粘ったが、ラスト3.2kmで吸収された。
ゴールスプリントではジコ・ウェイテンス(ジャイアント・アルペシン)が早めに仕掛けたが、カベンディッシュもこれを追いかけて遠くからスプリントを開始し、ゴールライン直前でとらえた。2位はウェイテンス、3位はペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)が続いた。総合首位は、トムス・スクジンズ(ヒンカピー)が守っている。
今季12勝目となったカベンディッシュは、「速く走れば走るほど、風も冷たくなる。濡れていると寒いけど、風が吹くと骨まで凍えるんだ。ゴールは向かい風だったので、早めに飛び出したくはなかった。ウェイテンスが最初に行き、僕はタイミングよくゴールライン手前で捕まえたよ」と振り返っていた。
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