前日の準決勝で錦織圭にストレート勝ちしたマレーは、この試合でも盤石のテニスを見せた。定評あるディフェンスはもとより、バックハンドの調子も冴え渡っていた。
対してナダルは序盤からミスが目立つ。トマーシュ・ベルディハを破った準決勝では、得意のクレーコートで調子が戻ってきたかにも見えたが、2試合続けてそのコンディションを維持できないのが今のナダルか。
ナダルとの対戦成績を6勝15敗とし、クレーコートでは7度目の対戦にして初勝利を奪ったマレー。この結果にファンは、「マレーが復活してビック4と呼ばれる実力を見せつけられた訳で、錦織くんはこのビック4をいつか越える日は来るのか来ないのか?」「マレーがナダルを6-3、6-2のストレートってよっぽど調子いいんだろうねえ」「ナダルにキレがなくて呆気ない感じだったなぁ」「ラファが再び勝つところを見たい」「クレーで2つ目のタイトルおめでとう。ナダルに勝っての優勝は価値ある」など喜んだ。
試合後ナダルは、「故障からの復帰には時間が掛かるものなんだ。アンディはすごく良いプレーをしたが、彼も手術をしてから昨年は不安定な時期が続いた。良い感覚は戻ってきているので、ネガティブにならず頑張りたい」と語った。
Andy Murray stuns Rafael Nadal 63 62 to reign in Madrid.What was the key to the match?
Posted by ATP World Tour on 2015年5月10日