イタリアの2015年ジロ・デル・トレンティーノ、4月22日の第2ステージはアルコ～ブレントーニコ間の168.2km。好調リッチー・ポート（チームスカイ）が頂上ゴールを制覇し、総合首位に浮上した。
最後の2級山岳ブレントーニコの上り、序盤はチームメイトの背後に息をひそめていたポートだが、アタックに飛び出すとライバルたちはまったく反応できなかった。
単独で追走したミケル・ランダ（アスタナ）も追い付くことができず、ポートがステージ優勝を獲得。2位には16秒差でランダ、3位には32秒差でダミアーノ・クネゴ（NIPPOビーニファンティーニ）が続いた。
これでポートはリーダージャージも獲得し、総合2位のランダには24秒差をつけている。
パリ～ニース、カタルーニャ一周で総合優勝を挙げ、今季9勝目を獲得したポート。ジロ・デ・イタリアに向けて、死角のない強さを見せつつある。
ジロ・デル・トレンティーノ制覇についてポートは「難しい仕事だね。ランダは危険な敵だ。僕は調子がいいし、この勝利がさらなる後押しになる。ジロは別の話だけど、僕は今シーズンすでにコンタドールとウランに勝っている。2015年に1レベルアップしたんだ。おそらく栄養摂取により注意を払っているからだ。ひとつの勝利は一杯のビールよりもおいしいよ」と自信を垣間見せていた。
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