【パリ~ルーベ15】デゲンコルブ、スプリントを制しドイツ人119年ぶりの優勝 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【パリ~ルーベ15】デゲンコルブ、スプリントを制しドイツ人119年ぶりの優勝

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【パリ~ルーベ15】デゲンコルブ、スプリントを制しドイツ人119年ぶりの優勝
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  • 2015年パリ~ルーベ、ゼネク・スティバル(エティックス・クイックステップ)
フランスのクラシックレース、2015年パリ~ルーベが4月12日にコンピエーニュ~ルーベ間の253.5kmで開催。27区間、計52.7kmの石畳が待ち受ける過酷なレースで、ジョン・デゲンコルブ(ジャイアント・アルペシン)がドイツ人119年ぶりの優勝を飾った。

好天の下でレースはスタート。34km地点でグレゴリー・ラスト(トレックファクトリーレーシング)ら9人が逃げ、76km地点で最大9分40秒のリードを築く。追い風のため、レースは平均速度が45km/hを超えるペースで進む。

アーレンベルグの石畳区間を越えた後の164km地点で踏切によって、メイン集団が分断。しかし、審判によって前方の集団がペースを落とし、再合流することになった。

また、パンクや落車に見舞われる選手も多く見られた。優勝候補のひとり、ゲラント・トーマス(チームスカイ)は2度のパンクと落車によって勝負のチャンスを失った。

その後はエティックス・クイックステップのペースアップや様々な選手のアタックで、メイン集団は分裂と再合流を繰り返す。残り45km地点のモンサンペベルの石畳では、ステイン・バンデンベルフ(エティックス・クイックステップ)が単独アタック。残り33km地点ではブラッドリー・ウィギンス(チームスカイ)が飛び出し、バンデンベルフに合流するが、数km後に集団に吸収される。

序盤の逃げは最終的に4人まで人数を減らし、残り22kmでついに優勝候補たちの集団に捕まる。その後もアタックの小競り合いが続いた後、残り12kmでグレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシング)とイブ・ランパート(エティックス・クイックステップ)が抜け出す。

さらに昨年2位のデゲンコルブが、チームメイトのベルト・デバッケルのアシストを受けて、ラスト7kmで先頭2人に合流。ここにゼネク・スティバル(エティックス・クイックステップ)、ラルス・ボーム(アスタナ)、マルティン・エルミガー(IAM)、イェンス・ケウケレール(オリカ・グリーンエッジ)が追いつき、最後は7人でルーベのベロドロームに突入。勝負はゴールスプリントで決着し、スプリント力に勝るデゲンコルブが制した。2位はスティバル、3位はバンアーベルマート。

ドイツ人によるパリ~ルーベ優勝は、1896年の第1回大会のヨーゼフ・フィッシャー以来2度目。また同一年にミラノ~サンレモとパリ~ルーベを制したのは1986年のアイルランドのショーン・ケリー以来、29年ぶりの快挙となった。
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