フランスの2015年シルキュイ・シクリスト・サルト、4月10日の最終第5ステージでイタリアのマヌエーレ・ボアロ(ティンコフ・サクソ)は肝心な場面で2度もチェーンが脱落し、ラムナス・ナバルダスカス(キャノンデール・ガーミン)に逆転総合優勝を許した。
前日の最難関ステージを制し、総合首位に浮上したボアロ。しかし、この日は運に恵まれず、ボーナスタイムを稼いだナバルダスカスにわずか1秒差で総合優勝を奪われた。
ニキ・セレンセン監督は、この時の状況を「ボーナスタイムを争った2度の中間スプリントの途中で、マヌエーレにチェーンがチェーンリングから落ちるメカトラが2度起こった。最終的にバイク交換することになったが、そのときすでにパーティーは終わっていたんだ」と説明した。
またこの日は、ティンコフ・サクソのジェイ・マッカーシーがアントニー・ルー(FDJ)と集団前方で位置取り争いをしている最中に、お互いを押し合って審判から失格となる事態もあった。
ニキ・セレンセン監督は「審判の裁定に同意しているわけではないが、彼らの決定を尊重しなければならない。ルールはルールだから」と話している。
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