東京のど真ん中にあるオランダ・ベルギー両大使館を発着とするサイクリングイベントが4月12日に行われ、およそ300人が参加。ふだんは入場できない大使館のなかでココアやワッフルなどを味わい、新緑が芽ばえ始めた都内をのんびりと散策した。
同イベントは「オランダ~ベルギー・フランダース in 東京散走2015」というもので、今回で3回目。過去2回は春の冷たい雨にたたられたが、この日は関係者の悲願が実って快晴に恵まれた。
チューリップが満開のオランダ大使館に集合したサイクリストは、オランダ・バンホーテンのココアやサンドウィッチなどで腹ごしらえ。オランダ大使夫妻、ベルギー大使夫妻、KLMオランダ航空の役員らとともにスタートした。
交通量の少ない週末の都心部がコースとなり、東京タワー、内幸町、日比谷公園、丸ノ内、皇居外周、北の丸公園、千鳥ヶ淵をめぐっておよそ12km。ゴールのベルギー大使館ではベルギーワッフルなどが振る舞われた。
ベルギーのリュック・リーバウト大使は「ホットチョコレートやベルギーワッフルを用意しました。ベルギービールもオススメだけど日本では自転車に乗るときもアルコールはダメなので、自転車を降りてから楽しんでください」とあいさつ。
オランダのラーディング・ファンフォレンホーベン大使は「オランダはベルギーとともに自転車王国。サイクリングロードと美術館が充実しているので、ぜひ今度は自転車でオランダに来てください」とアピールした。
《山口和幸》
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