【MLB】レッドソックスが延長十九回、6時間49分の試合を制す…田澤は1回無失点 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】レッドソックスが延長十九回、6時間49分の試合を制す…田澤は1回無失点

スポーツ 短信
田澤純一(2015年4月6日)
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4月10日に行われたニューヨーク・ヤンキース対ボストン・レッドソックスのライバル対決は、今シーズン最長の延長十九回までもつれ込む死闘の末、レッドソックスが6-5で勝利した。

初回に1点を奪ったレッドソックスが六回にも2点追加し突き放す。だが、ここからヤンキースも粘りを見せ、裏の攻撃で2点を返すと九回にはエドワード・ムヒカからチェイス・ヘッドリーがソロホームラン放ち同点に追いつく。

レッドソックスは開幕前に故障者リスト入りした上原浩治の代役に、ムヒカをクローザーに立て臨んだが、いきなり不安なところを見せてしまう。そしてこの1本が、6時間49分に及ぶ長い戦いの幕開けでもあった。

延長に入っても試合は常にレッドソックスがリードした。十六回、十八回に1点ずつ加える。だがヤンキースも裏の攻撃ですぐさま1点返し、とうとう試合は延長十九回。日付は変わり深夜0時を過ぎていた。

1アウトからヒットとフォアボールで出たランナーが、守備の乱れで二塁、三塁に進んだレッドソックス。ムーキー・ベッツがセンターへ犠牲フライを放ち、延長で三度リードを奪う。

今度こそ終わらせてくれ。テレビの前のファン、深夜まで応援を続ける観客の願いに押され、スティーブン・ライトが十九回裏のマウンドに上がる。昨年シーズンを通しメジャーでは21イニングしか投げていないライトが、この試合5イニング目の登板だった。

ライトは先頭のジャコビー・エルズベリーにヒットを許すが、後続をレフトフライと併殺打に抑え死闘に終止符を打った。

ライバルとの総力戦に勝利したレッドソックスにファンは「素晴らしいゲームだった。ワールドシリーズのような白熱した試合」「十三回に寝落ちしたときは、まだ3-3だった」「十九回だって? 七回には勝利を確信して寝ちゃったよ」など、応援するのも相当疲れたようだ。

しかし選手たちは疲れたと言っていられない。12時間後には次の試合が控えているからだ。

なお、この試合では田澤純一投手が八回に登板し、1回を投げ1安打無失点1奪三振だった。

#RedSox outlast Yankees in gritty 19-inning victory:

Posted by Boston Red Sox on 2015年4月10日
《岩藤健》

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