【プロ野球】これぞベテランの味、巨人・井端が技ありの同点打で勝利に貢献 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プロ野球】これぞベテランの味、巨人・井端が技ありの同点打で勝利に貢献

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巨人は4月7日の広島戦で延長十一回を戦い、2-1で勝利した。この試合では井端弘和内野手の攻守にわたる活躍が際立った。

巨人が杉内俊哉、広島は大瀬良大地の先発で始まったこの試合。両投手が好投し、試合は広島の1点リードで進む。大瀬良は順調に巨人打線を抑え、完封勝ちを目指し九回のマウンドにも上がった。緒方孝市監督は守備固めでレフトを天谷宗一郎に代える。

1点差で逃げ切りを目指した広島だったが、亀井善行の打球が代わったレフトへ飛ぶと、天谷は目測を誤り不安定な体勢で後退。平凡なフライを落球し二塁打になった。

続く高橋由伸がセカンドゴロを打つ間に亀井は三塁に進み、絶好のチャンスでバッターボックスには井端。カウント1-1から高めのボールを叩き、これぞ井端という一二塁間を抜ける同点のタイムリーヒット。

昨シーズンFAで加入し、2015年はセカンドのレギュラーとして開幕を迎えた。ファーストにコンバートしていた阿部慎之助がキャッチャーへ戻ったあとは、空いたファーストの穴を埋めている。不慣れなポジションだがそつなくこなし、この試合でも一塁側スタンド方向へ切れていく難しい当たりを、走りながら後ろ向きでキャッチする好捕見せた。

負け試合を振り出しに戻すベテランの活躍にファンも、「井端も福留も打率とか見ると物足りないけどクラッチヒッターっぷりを発揮しているな」「さすが井端という当たりだった」「好守で流れを変えてからの、右方向への同点タイムリー」「井端さん休ませて!と思ってたけどいなかったら打線終わってる」など、今や欠かせない存在となったベテランを称えた。

一方の広島は十一回も守備のミスから失点し7連敗。今シーズン延長戦では5戦全敗と、競り合いに弱いイメージが完全に定着してしまった。大瀬良の140球も報われず、心身に傷を残す負けになった。
《岩藤健》

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