骨折で離脱中の森野将彦に代わり、5番・ファーストで出場を続ける福田永将。4月2日の巨人戦で早くも今シーズン3本目のホームランが飛び出した。
前日は守備で好プレーを見せるもヒットがなかった福田。この日も得点チャンスで打席が回ってくるも活かせず、チームは六回まで2-2の同点だった。
七回まず1アウト二塁から平田良介がセンターへタイムリーヒットを放ち勝ち越し。その平田を塁に置いて登場した福田が、カウント2-1から外の変化球をバットに乗せ、広いナゴヤドームの左中間スタンドまで運んだ。
森野の代役として得た出場機会を確実に結果へ結びつけている福田。久々に現れた和製右の大砲にファンは、「いやー、福田、かっこよすぎ。全日本によばれるべきだ」「 福田最高!1シーズン活躍出来るよう頑張れ。目指せ55本」「土井特別コーチも福田覚醒に喜んでるだろね」など、期待も大きい。
この試合では七回表に浅尾拓也がフォアボール2つで2アウト満塁のピンチを招き、4番・阿部慎之助の打席で高橋聡文が緊急登板。見事ファーストゴロに抑え、反撃ムードを作った。その直後の勝ち越しに、「聡文が抑えてから素晴らしい攻撃だった」と、高橋の踏ん張りを称える意見もあった。
開幕カード阪神に3連敗した後、本拠地で巨人に3連勝。これで3勝3敗の5割に戻し、再スタートだ。
《岩藤健》
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