テキサス・レンジャーズの藤川球児投手は3月31日、シカゴ・カブス戦に八回2アウトから登板。1/3回を投げて3安打5失点(自責4)だった。試合はレンジャーズが逆転負けし、藤川は負け投手になっている。
八回途中にランナー置いた場面で登板した藤川。ここはジュニオール・レイクを直球で三振に切って取り抑えた。9-7とリードした状態でイニングまたぎのマウンドに向かい、九回をピシャリと抑えるピッチングが期待された。
だが先頭のライアン・スウィーニーにツーベースヒットを打たれ、フォアボールとヒットでノーアウト満塁にされる。次のバッターは打ち取ったかに見えたが、味方の守備に送球エラーが出てランナー2人生還。9-9の同点とされた。
さらにノーアウト二塁、三塁からチェンジアップを打たれ走者一掃のスリーベースヒット。藤川、九回は1アウトも取れず、ここで無念の降板となった。代わった投手も打たれたレンジャーズ。勝利目前の九回に8失点で10-15の逆転負けを喫した。
この結果にレンジャーズのファンは、「藤川はカブスに借りができた」「それでも私はまだ彼はチームに必要な戦力だと思っている」「打者5人から1アウトも取れなかった…」などの反応を寄せている。
試合前まで防御率1.35とオープン戦で好投見せていた藤川。この試合は残念な結果になったが、今後もアピールを続けたい。
《岩藤健》
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