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3次元加速度トレーニングマシン「パワープレート」で脂肪肝が減少

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3次元加速度トレーニングマシン「パワープレート」で脂肪肝が減少
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アクティブ・エイジングを提唱するプロティア・ジャパンが2008年より共同研究をしている筑波大学・正田純一教授の率いる研究グループが、3次元加速度トレーニングマシン「パワープレート」を用いた運動が肝脂肪化の改善に効果があるとする研究論文を発表した。

脂肪肝は、食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足が原因で、肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まって過剰に脂肪がついた状態だ。本研究では、飲酒が原因ではない脂肪肝患者(男女)に対して、12週間にわたるトレーニングを実施した。

パワープレートの上で、スクワットなど10種類以上の体勢で合計20分間立つなど、週2回合計12週間続けたところ、肝臓の脂肪が28%減少した。同時に大腿四頭筋の筋力の増加、筋細胞内脂肪の減少も確認され、3次元加速度トレーニングは身体機能の向上に加えて、臓器脂肪蓄積(異所性脂肪症)の改善に有用である可能性が示された。

3次元加速度訓練によるアディポカイン不均衡とインスリン感受性の改善が実現すると、肝における内臓脂肪組織由来の脂肪酸の流入減少、新規脂肪酸の合成低下、脂肪酸酸化の増加、中性脂肪の分泌増加により、脂肪蓄積は軽減に向かうと考えられる。

今後は、分子の変動がおよぼす病態改善と疾病の予防、治療効果との間の分子メカニズムを解明していく予定だ。
《美坂柚木》

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