中日は3月30日、森野将彦内野手が右手親指を骨折したことを発表した。29日の阪神戦で、初回の走塁中に送球が当り途中交代していた。
開幕早々、中日は負の連鎖が止まらない。阪神に35年ぶりの開幕3連敗を喫した上に、大事な主力が開幕3戦目にして離脱。これに対してファンは、「踏んだり蹴ったりだな…」「ここから立て直すのは厳しいな」「若手が育っていないのが、こういう時に響く」「高橋周にがんばってもらうしかない」など、中日の現状を嘆く悲観的な声が多かった。
中日はここ数年、若手が伸び悩み、ベテランに頼りっきりのチーム構成。年々平均年齢も上がっている上に、今でも和田一浩外野手(現在は右ヒザの療養中)などベテランの回復に期待せざるをえない厳しいチーム状況だ。谷繁元信兼任監督は「なってしまったものは仕方ない」と苦渋の表情を見せた。
数年前まではAクラス、リーグ優勝を毎年のように争っていた中日。今や当時の常勝軍団の面影はない。この段階でズルズルと後退するわけにはいかない。早々の立て直しが期待される。
《浜田哲男》
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