ロシアのティンコフ・サクソの運営会社は3月29日、ビャルネ・リース監督とのすべての契約を即座に解除することで相互合意したと発表した。
合意条件は極秘で、両者ともこれ以上のコメントは差し控えるとのことで、契約解除の理由については明らかにされていない。ティンコフ・サクソは、来週はじめにもチームのテクニカルおよびパフォーマンスグループの新体制について明らかにすると説明している。
デンマークの元選手、リース氏は現役引退後の2000年、チームメモリーカード・ジャック&ジョーンズ時代にチームを買収。以降、CSC、サクソバンク時代にもチームオーナー兼監督として指揮を振るい、カルロス・サストレ、イバン・バッソ、シュレク兄弟、ファビアン・カンチェラーラ、アルベルト・コンタドールらとともに数多くの勝利を挙げてきた。
2013年末にロシアの実業家オレグ・ティンコフ氏がチームの全株式を取得して以降は、オーナーから退き、チームマネージャーの役職を務めていた。この契約解除により、長年チームの顔として君臨してきたリース氏が離脱する異例の事態となった。
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