スペインのトップ選手、アルベルト・コンタドールがロシアのティンコフ・サクソと2016年末まで契約延長することが3月10日に発表された。なお、コンタドールは2016年末での現役引退を示唆している。
現在32歳のコンタドールは、現役最多のグランツール(ジロ、ツール、ブエルタ)総合優勝6度の戦績を誇る最強選手のひとり。
2014年はツール・ド・フランスを負傷リタイアしながらも、復帰戦のブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝を飾る。その他にもティレーノ~アドリアティコ、バスク一周で総合優勝を挙げた。
今季はアンダルシア一周でステージ1勝と総合2位を獲得し、3月11日から始まるティレーノ~アドリアティコでは2連覇を狙う。さらにその後は、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスを連続制覇するダブルツールを最大の目標に掲げている。
2011年に前身のサクソバンクに加入し、5年目となるコンタドールは慎重に契約交渉を進めたことを明かした。
「僕にとって重要なことだった。これ以上は待てないのはわかっていたからね。もし他の選択肢を選ばなければいけないなら、きちんとチームを準備するためにもっと前もってやっておかなければいけなかったからだ」
「僕たちはすべての側面を徹底的に見極めた。ティンコフ・サクソはグランツールの挑戦を完全に保証できるグループなんだ。実は、2016年にこの保証があることが重要だったんだ。そうした理由から、契約を結べたことはとてもうれしい」
「ビャルネ・リース(監督)と一緒に働いてすでに5年になるし、もう一年続けられることは満足だよ。チームの全スポンサー、ティンコフバンク、サクソバンク、オレグ・ティンコフ(チームオーナー)のサポートに感謝したい。レースをスタートするのが楽しみだよ」
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