女子テニスのWTAプレミア・マンダトリー「マイアミ・オープン」2回戦で、第2シードのマリア・シャラポワがワイルドカードのダリア・ガブリロワに6-7、3-6で敗れ初戦で姿を消した。
ガブリロワは過去トップ10選手とは4戦して未勝利。大きな舞台での実績がなく、世界ランキングでトップ100入りしたのも今週が初めて。シャラポワは彼女について、ほとんど知らなかった。一方のガブリロワはロシアの先輩シャラポワをよく知っており、10代のころから目標にしていた「憧れの存在」だったという。
試合はシャラポワのパワーに対し、ガブリロワが粘り強いテニスで対抗。相手の思わぬディフェンス力に、焦ったシャラポワがミスで追い詰められていく展開になった。
第1セットなんとかタイブレークに持ち込むも、やはり自らのミスで自滅しセットを落としてしまう。第2セットは立ち上がりからリードを許し、以降は追いつくことができなかった。最後はシャラポワのリターンがアウトし、勝利が決まった瞬間、ガブリロワは大きな声を出し感情を爆発させた。
《岩藤健》
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