【自転車ロード】悪天候下でのレース開催をどうする?UCIなどが基準を制定へ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【自転車ロード】悪天候下でのレース開催をどうする?UCIなどが基準を制定へ

スポーツ 短信
2015年ティレーノ~アドリアティコ第5ステージ、ナイロ・キンタナ(モビスター)が優勝
  • 2015年ティレーノ~アドリアティコ第5ステージ、ナイロ・キンタナ(モビスター)が優勝
  • 2015年ツアー・オブ・オマーン第5ステージ。レース開催について協議する選手たち。ファビアン・カンチェラーラ、フィリッポ・ポッツァート、エディ・メルクスら
UCI(国際自転車競技連合)と各関係団体は、悪天候下でのレース開催や続行について今後、一定の基準を設けることで合意したと3月22日に発表された。

先日、イタリアのティレーノ~アドリアティコでは吹雪の中、山岳ステージが強行された。また2月のツアー・オブ・オマーンでは砂嵐や猛暑のため、ステージが中止となった。

ジロ・デ・イタリアでも近年、雪や大雨などの悪天候に見舞われることがあった。こうした状況に対し、選手の中で危険を訴える声が少なからず上がっていた。

UCI(国際自転車競技連合)、選手(CPA:プロ自転車選手協会)、チーム(AIGCP:国際プロ自転車チーム協会)、レース主催者(AIOCC:国際自転車レース主催者協会)の代表者は3月20日、イタリア・ミラノで会合を開き、プロ自転車レースにおける過酷な天候下での行動計画の必要について合意した。

各団体とも、選手の安全と健康が絶対的な優先事項であると考えている。今回の出席者は、天候の基準(雨、雪、風、気温、湿度、視界)のベースラインを制定するため数週間以内に再び会合を開く予定である。最初の実用的な合意は、5月9日のジロ・デ・イタリア開幕に向けてまとめられる見込みだ。
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