3月22日のイタリアのクラシックレース、2015年ミラノ~サンレモ。2連覇を狙ったノルウェーのアレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)だったが、最後の瞬間にジョン・デゲンコルブ(ジャイアント・アルペシン)の後塵を拝し、惜しくも2位となった。
チプレッサでは集団後方に下がる場面もあったクリストフだが、2014年同様チームメイトのルカ・パオリーニの献身的なアシストで集団前方へと上がる。しかし、チプレッサでアシストのひとり、アレクサンドル・コロブネフが落車したことでカチューシャはすでに貴重なカードを一枚失っていた。
クリストフは、単独でアシストを続けたパオリーニのリードアウトからスプリントを開始したが、ゴールライン手前でデゲンコルブにかわされ、2連覇を逃した。
「スプリントのスタートが早すぎたと思う。あと50m待つべきだったが、僕は先頭にいたから、他に策はなかったんだ。今日のルカはすばらしく、ポッジオとゴール前で最高の仕事をした。彼にこれ以上求めることはできなかった」
「正直、一瞬勝てると思った。でも、最後はジョンが速すぎて、反応できなかった。限界だった。ゴールは小さな上り坂で、最後、僕は疲れすぎていたんだ」
「チームメイト全員、もちろんルカに感謝している。僕は去年ほどの調子じゃなかったけど、それでも強かった。チプレッサはつらかったけど、チームがサポートしてくれた。ポッジオではルカが僕にリズムを与えてくれた」
「もちろん、勝利まであと少しだったからちょっと残念だ。でも、ミラノ~サンレモ2位だから、後で満足できるかもね」
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