三浦雄一郎さん、食の大切さとエベレスト登山を語る「諦めなければ夢は叶う」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

三浦雄一郎さん、食の大切さとエベレスト登山を語る「諦めなければ夢は叶う」

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3度のエベレスト登頂、冒険家・三浦雄一郎さんが国連WFP協会親善大使に任命
  • 3度のエベレスト登頂、冒険家・三浦雄一郎さんが国連WFP協会親善大使に任命
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  • 3度のエベレスト登頂、冒険家・三浦雄一郎さんが国連WFP協会親善大使に任命
国連WFP協会は、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さんを国連WFP協会親善大使に任命した。3月12日に国連大学で任命式と、三浦さんと次男・豪太さんも交えたトークショー「命を繋ぐ食の力~エベレスト登頂の夢を育む~」が行われた。

三浦さんは、60代の前半でメタボになり、標高500mほどの山も登れなかった。しかし「エベレストを登る」という目標を立てて、トレーニングを続けたことで、70歳、76歳、80歳の3度、エベレスト登頂という偉業を成し遂げた。三浦さんは「やってみたらできたわけですけど、まだまだいけるのかなと錯覚を起こしかけている」と笑う。

80歳でのエベレスト登頂は驚異的なことだが、三浦さんの父・敬三さんは99歳でフランス・モンブランの氷河を滑っている。そんな父の影響もあり「人間は年齢、そこで諦めちゃいけない。何か可能性がある」と語る。しかし「60代で糖尿病だ、心臓がおかしい、年を取るとこんなもんだと半分諦めかけた」こともあったそうだ。病院で余命3年と宣告もされた。

エベレスト登頂成功、それを支えたのは心と食べ物だ。「絶対諦めないという心の問題だが、それを支えるのは食べ物。しっかり食べて、(3回目のエベレスト挑戦では)地球最高所のお茶会まで開いた」食べ物の大切さを語る。

「登りに行く際の張りつめた感覚を緩めることも重要」と豪太さんが説明する。それがお茶会を催すといった”一工夫”として実践されている。豪太さんや現地のシェルパがそれをサポートした。

国連WFP協会親善大使を受けたきっかけは過去の経験にあった。豪太さんが11歳の時に家族でタンザニアのキリマンジャロへ行った。その時に栄養不足の現地の子どもたちを見た。三浦さんは「ぼく自身も昭和7年の生まれで、日本は太平洋戦争。小学校の頃は毎日ひもじい思いをした」そんな過去がある。自分の子ども時代の記憶と、色々な国で貧しい子どもたちを目にしたことが、何か貢献したいという想いに繋がった。

「アフリカ、インド、ネパールなど発展途上国の子どもたちが、まず飢えをしのいで、そして彼らが夢を持つお手伝いを遠征の中でやっていきたい」親善大使としてこれから子どもたちをサポートするが、自身もまたエベレストの挑戦を計画する。「諦めなければ夢は叶う」と力強く語る三浦さん。その声に、登山家の力強さを感じた。
《五味渕秀行》
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