【セリエA】パルマ会長逮捕に市長がコメント「クラブや街に詐欺師が近づくことは許さない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【セリエA】パルマ会長逮捕に市長がコメント「クラブや街に詐欺師が近づくことは許さない」

スポーツ 短信
【セリエA】パルマのジャンピエトロ・マネンティ会長(2015年2月11日)
  • 【セリエA】パルマのジャンピエトロ・マネンティ会長(2015年2月11日)
  • 【セリエA】パルマのジャンピエトロ・マネンティ会長(2015年2月15日)
財政難を理由に、先日リーグから500万ユーロ(約6億円)の資金援助を受けることが決まったパルマに、さらなる逆風が吹き荒れている。3月18日にクラブの会長を務めるジャンピエトロ・マネンティ氏が、詐欺罪などで逮捕された。

現地メディアによればマネンティ氏は、スポンサー収入やグッズの売買で450万ユーロ(約5億9000万円)の収入があったとしていたが、そうした事実はないという。マネンティ氏がクラブ収入と偽った金額は、偽造カードの使用などで得た表に出せない現金であり、最初からマフィアのマネーロンダリング(資金洗浄)に利用するためクラブを買い取ったとも言われている。

マネンティ氏は2月にわずか1ユーロでパルマを買収。経営の健全化には「海外資本にあてがある」としていたが、どうやらそれも嘘だったようだ。

伝統のクラブ消滅危機にファンは、「パルマまじ終わるな。っていうかセリエAはほんとどうしちゃったんだろう?」「パルマ落ちるとこまで落ちたかな」「かつての強豪クラブはこれからどうなるんだろうな」「初めからいかがわしさ満載だったけど、いよいよ逮捕ですか」など、明るい未来が見出せていないようだ。

就任当初からマネンティ氏を「信用するに値しない人物」と一刀両断してきたパルマのフェデリコ・ピッツァロッティ市長は、公式Twitterで「私は最初から言ってきた。パルマに不正のはびこる余地はないと。クラブにも、この街にも詐欺師が近づくことは許さない」と宣言した。

《岩藤健》

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