ロッテと中日のオープン戦が3月11日、QVCマリンフィールドで行われた。ロッテの涌井秀章投手が5回を1失点で切り抜ける好投をみせて開幕投手へ前進した。
2015年はこの男に期待がかかる。移籍1年目だった2014年は8勝12敗と2桁勝利に届かず、負けが先行した。2010年西武時代の14勝を最後に、2桁勝利からも久しく遠ざかっている。特に、昨オフにこれまでロッテのエースだった成瀬善久投手がヤクルトへ移籍。涌井には昨年以上の期待がかかる。
この日、3回までパーフェクトな投球をみせた涌井に対してファンは、「こういう投球なら、安心してみてられる」「開幕は涌井で決定だな!」「今年はエースらしい活躍を!」「ロッテは下馬評が低いみたいだけど、涌井に奮起してほしい!15勝くらいしてほしい」など、活躍に期待する声は多い。
伊東勤監督は常々、涌井に対しては厳しい目を向けているが、それも期待の裏返しだ。通算100勝まであと7勝と迫っている。ここ数年、足踏みした感もあるが、2015年は100勝の達成はもちろん、エースとしてのフル回転が期待される。
《浜田哲男》
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