イタリアのワンデーレース、2015年ストラーデ・ビアンケが3月7日に開催される。コースは約50kmに渡る未舗装路が特徴で、2008年と2012年にこのレースを制しているファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)は3度目の制覇に意欲を見せている。
イタリア語で白い道を意味する「ストラーデ・ビアンケ」は、トスカーナ地方の白砂で覆われた未舗装路のことを指している。当初は1997年に始まったビンテージバイクによるレトロ感あふれるサイクリングイベントだったが、2007年にプロレースを新設。以降、「南ヨーロッパの北のクラシック」の異名をとり、パリ~ルーベなど石畳クラシックで活躍する選手が輝きを放ってきた。
今年で9回目。まだ歴史が浅いレースで2度優勝したカンチェラーラもそのひとりで「土曜日(3月7日)に挑戦する覚悟はできている。僕の好きなレースのひとつで、すでに2回勝っている。間違いなく今の調子はいいし、チームメイトの力を借りて3勝目を狙いたい。このレースはコースと景色のおかげで、国際レースカレンダーの中でも独特の存在なんだ」と意気込みを表している。
カンチェラーラのライバルとなりそうなのは、2013年と2014年の2年連続2位のペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)、2014年3位のアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、2013年優勝のモレノ・モゼール(キャノンデール・ガーミン)たちだ。
ビンチェンツォ・ニーバリ(アスタナ)、ニキ・テルプストラ(エティックス・クイックステップ)、イアン・スタナード(チームスカイ)、セプ・バンマルケ(ロットNLジャンボ)、サイモン・ゲランス(オリカ・グリーンエッジ)などのトップ選手や2015年シーズンが好調な選手も顔をそろえる。
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