2015年ツアー・オブ・オマーン、2月18日の第2ステージで今季初勝利を挙げたスイスのファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)は、レース前に体調を崩していたことを明らかにした。
先週のツアー・オブ・カタールでは、勝利をつかめなかったトレックファクトリーレーシング。カンチェラーラは前日に行ったミーティングで、チームに奮起を促していた。
「再びみんなの目を覚まし、やる気を出させるために、昨日いいミーティングができた。今日はみんなすばらしかったよ。今日はみんなが自分の仕事をしたおかげで、僕はレース中に落ち着くことができた。僕たちが勝利をつかんだんだ。本当にすばらしいね」
「昨日のミーティングで、僕は今日のステージ優勝を狙いたいと話した。ここではいくつかのステージに焦点を置いていた。ちょっとトライするだけじゃなく、本当にレースに集中するんだとね」
しかし、カンチェラーラ自身は万全の体調ではなく、猛暑の中でのレースで苦しんでいた。
「カタールからここに来るまでに風邪をひいて、ちょっとダウンしていた。でも、自分にはまだいい脚があるし、いい休息ができたと言い聞かせていたんだ。チームは僕の周りに集まって、今日はすべてがうまくいった」
「今日もまた気温が40度で、乾燥していた。中盤はとても苦しかったよ。でも海岸沿いに出たときに湿度が高くなって、すべてが好転した。僕はチームカーに下がって、クールダウンとリフレッシュに必要なものを受け取った。それで再びレースする準備ができたんだ」
その後はチームメイトのおかげで、カンチェラーラは見事に勝利をつかんだ。
「チームメイトはよくアシストしてくれた。つねに僕の周りにいて上りの前後で僕を助けてくれた。ジュリアン(アレドンド)は上りで僕をアシストした。彼はトップ選手についていけたし、僕はそのすぐ後ろについた。僕たちにとっていい状況だった。僕に必要なのは、上りでリズムを守ることだけだった」
「BMCが3人いたのが、好都合だった。彼らが下りでペースを上げ、フィニッシュまでコントロールしたから、誰もアタックしなかった。僕はもうワンプッシュする力しか残っていなかったし、それはスプリントのためだったから、ちょっとアタックを恐れていたんだ」
「もちろん、僕はまだ多くの勝利を狙いたい。自分の目標に向かって、まだ懸命に頑張っているんだ」
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