日本サッカー協会が3月5日、バヒド・ハリルホジッチ氏と新たにサッカー日本代表監督の契約を結ぶことで、基本合意に達したと明かした。就労ビザの申請が間に合えば、3月27日のチュニジア戦は新監督の指揮で戦うことになる。
ようやく決まった。それがファンの本音ではないだろうか。前監督ハビエル・アギーレ氏と協会が契約を解除して約1カ月。多くの名前が挙がっては消えるのを繰り返しながら、ようやく新たなスタートラインに立てるところまできた。
ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のハリルホジッチ氏。2014年ワールドカップではアルジェリア代表を率い、同国を初のベスト16に導いた。決勝トーナメント1回戦で優勝国ドイツに1-2で敗れたものの、延長までもつれる接戦を演じた。
この時期に急な監督解任劇。果たして来日してくれる監督はいるのかとも心配されたが、無事ハリルホジッチ氏に決まったことでファンも「2014W杯で率いたアルジェリアが記憶に新しい。テクニックと相手によって戦術を変える柔軟性でドイツを最後まで追い詰めた」「クラブでも結果出してるし、アルジェリアを16強に導いてる。歴代の監督の中で一番経験値が高いと思う」「正直この時期にあのレベルの監督と契約出来るとかよくやったな」「結果はどうあれハリルホジッチジャパンには期待と言うより楽しみが勝るな」など、ホッと胸をなで下ろした。
一方でハリルホジッチ氏はピッチ外からの口出しを嫌う傾向にあり、日本サッカー協会の体質と合わないのではとする意見「絶対協会と揉めそうな気がする」もあった。
ハリルホジッチ氏の監督就任は、3月12日の理事会で正式決定される。
《岩藤健》
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