前回2014年7月のUFC175では、女子バンタム級ランキング2位のアレクシス・デイビスを、豪快な払い腰から袈裟固めにとらえ、顔面パンチ連打で16秒殺。その強さを見せつけた女王が、今回それを上回る14秒でUFCタイトルマッチの最短決着記録を更新した。
大学時代レスリングで全米王者に輝いた経験を持つジンガーノは、試合開始直後から飛び出し、速攻を仕掛ける。ロンダを引きずり倒しテイクダウン奪うかに見えたが、綺麗に身体を回転させると、一瞬にして女王がバックを奪った。
柔術の経験もあるジンガーノだが、柔道オリンピック銅メダリストの実績を持つロンダは冷静に対処。背後から得意の腕十字に取ると抵抗する間もなく極めた。これでプロデビュー以来、総合格闘技は10戦負けなし。
「本当に男しか相手になるのいないんじゃないの?」という声も聞こえてくるくらい、女子格闘技ではずば抜けた存在になっている。
ロンダの勝利にファンは「本当に尊敬する。彼女は最高だ」「みんなアームバー警戒してるのに、それでも極まるのが凄い」「美女でスタイル良くて強い、そしてかわいい。いろんな意味で最強の女王ですね」などの声を寄せている。
一方で「彼女は素晴らしいファイターだが、いつも秒殺では観客は飽きるだろう。UFCはもっと興味を惹かれる試合を用意する必要ある」といった意見も。
これもロンダが強すぎるゆえの悩みか。