アワーレコード記録保持者、オーストラリアのローハン・デニス(BMCレーシング)は、オランダのトーマス・デッケルが自分の記録を上回るのではないかと、ヒヤヒヤしながら見ていたと明かした。
1月に地元オーストラリアのツアー・ダウンアンダーで総合優勝を挙げ、2月8日には52.491kmのアワーレコード新記録を樹立したデニス。
2月25日にはメキシコの高地でデッケルがこの記録更新に挑んだが、52.221kmとわずかに届かなかった。デニスは、デッケルの挑戦をインターネット経由で見ており、一時は自分の記録が抜かれるのではないかと心配していた。
「空港でライブストリームとツイッターを見ていた。僕のアワーレコードと比べて、彼がどれくらいで走っているか確かめようとしていたんだ。正直に言うと、ちょっと神経的にきつかったね。みんなのツイートを見ていたら、彼が30分で53km/hペースを維持していると言っていたんだ。これはかなり速いと思ったよ」
「しばらくたって52kmというのを見たときは、ちょっとリラックスできたよ。もうこれ以上見て、ストレスを感じる必要はないと思っていた。でも、彼が約250m差でフィニッシュしたときはちょっと目が覚めたよ。(トラック)1周差だからね」
デニスは短期間の休養を経て、今週末にフランスでレースを再開する。2月28日のクラシック・スッド・アルデシュと3月1日のドローム・クラシックのワンデーレース2連戦だ。
「今のところ様子を見つつ、チームをアシストする感じだね。最初はパリ~ニースまでレースする予定じゃなかったけど、チームが少し人数が足りなくて、助けてくれと頼まれたんだ。チームメイトと一緒に走り、楽しんで、少しレース経験を積むのは悪いことじゃないと思うよ」
《》
page top