ポルトガルの2015年アルガルベ一周、2月20日の第3ステージはビラ・ド・ビスポ~カボ・デ・サン・ビセンテ間の19kmの個人タイムトライアル。ドイツの前TT世界王者トニー・マルティン(エティックス・クイックステップ)が、接戦を制して今季初勝利を挙げた。
マルティンは19kmのコースを21分51秒、平均52.174km/hで駆け抜け、2位のアドリアーノ・マローリ(モビスター)をコンマ数秒差で抑えてステージ優勝をつかんだ。
3位には3秒差で総合首位のゲラント・トーマス(チームスカイ)が入り、リーダージャージを守っている。マルティンは、総合でも30秒差の2位に浮上した。
現ドイツTT王者でもあるマルティンは「ドイツTTチャンピオンのスキンスーツを着て勝つのはうれしいよ。2011年にもチャンピオンとして着ていたけど、それ以降はトレーニングルームのタンスの中にしまっていたんだ。だって、ずっと世界チャンピオンのジャージを着ていたからね。ドイツ王者のジャージは世界王者ほどの威光はないかもしれないけど、国のカラーを披露できるのはいつだって光栄なんだ」と喜んでいた。
この日のレースについては「中間タイムではトーマスよりちょっと遅かったと思うけど、終盤にタイムを取り返し、マローリにも勝てたんだ」と振り返っていた。
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