ポルトガルのステージレース、2015年アルガルベ一周が2月18日に開幕。第1ステージはラゴス~アルブフェイラ間の166.7kmで、ベルギーのジャンニ・メールスマン(エティックス・クイックステップ)が集団スプリントを制し今季2勝目を挙げた。
レース序盤は4人の選手が逃げ、最大7分以上のリードを奪うが、残り16kmで吸収される。終盤はアップダウンのある地形でゴール前にも小さな上り坂があった。
しかし、メールスマンはチームメイトによって完璧なポジションへと運ばれ、ゴールスプリントを制した。2位はベン・スウィフト(チームスカイ)、3位にはポール・マルテンス(チームロットNLジャンボ)が入った。
エティックス・クイックステップからはゼネク・スティバルが5位、ミカル・クビアトコウスキーも9位に食い込んだ。
メールスマンにとって今季はカデル・エバンス・グレートオーシャン・ロードレースに続く2勝目で、このゴール地点では2012年にも勝利を挙げている。
総合首位にも立ったメールスマンは、終盤の展開を次のように振り返った。
「僕は20番手ぐらいだったけど、落ち着いていた。多くの選手が向かい風に向かって全開で走っていたからね。そんな頑張りは長くは続かない。僕は少しポジションを上げた。その後、ゴールの上り坂の頂上で彼らが少しスピードを落とした。僕はそこで加速したんだ」
「クビアト(コウスキー)が振り返って僕がいるのを確認し、スティビー(スティバル)と一緒にすぐに前へ連れて行ってくれた。ゴールまで全開だったよ。残り200mでも僕は3番手で、あとはただできる限り激しく飛び出したんだ。タイミングはバッチリだったね」
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